生成AIの活用シーンは、ビジネスシーン、日常生活と、年々増えていますよね。
新しいテクノロジーが生まれるたびに、それらを定点観測し、まとめられたたデータを見ると、社会のトレンドがどういった方向に向かっているのか、なんとなく見えてきます。
今回は、DHBRで「生成AIの活用シーンは、一年でどう変化したのか」というテーマで公開されたレビューより、興味深いものをピックアップして紹介します。
筆者マークさんの考察によると、一年前の2024年に分析したAIの活用シーンは、プライベート用途とビジネス用途がほぼ同数で、約半分が両方の用途にまたがっていたようでした。
ところが2025年の使用ケースは、『技術面の使用』から『精神・感情面での使用』へと移行しているとのこと。特に、『セラピー』や『個人的な生産性や能力開発』の領域が増加傾向にあるという。非常に興味深い結果ですね。
生成AIの使用方法 ランキング
2024年
1位:アイデアの創出
2位:セラピー/話し相手
3位:特定の検索
4位:テキストの編集
5位:関心のあるテーマ研究
上記以外では、7位:トラブルシューティング、8位:学習の強化、10位:一般的なアドバイス
と集約された情報知識の叡智を活用している傾向。
2025年
1位:セラピー/話し相手
2位:生活を整える(新しい活用シーン)
3位:目的の発見 (新しい活用シーン)
4位:学習の強化
5位:コードの生成(2024年は47位)
上記以外では、8位:コードの改良(昨年19位)、9位:クリエイティブ活動(27位)、10位:より健康的な生活(75位)
と、コード生成や改良という専門職の台頭となる活躍ぶりを見せるほか、
よりよいライフスタイルを実現するための補助的なツールとして活用しているのが面白いですね。
WEBサイト制作のコードも簡単に作ってくれるAIは、良いビジネスパートナーだ!と思いたくなるのは、
私だけではないだろうと思わずにいられません。